シリーズ004「金澤の潜在力」とは何か?
『Kanazawa × Tokyo ≧ World.』
日本の象徴都市=金澤の可能性、その魅力と資質の考察
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金沢の「都市格」(ソフト面の魅力)を下支えするのが「都市力」(ハード面の能力)です。まちの個性と魅力は、ハードとソフトの両面の取り組みがあってはじめて鮮明に現れてきます。
金沢市の「都市力」を高めてきた「三大プロジェクト」は以下のとおりです。
*元金沢市長 山出保氏の著書『都市格を磨く』より。
・・(1)金沢港の建設
近年では、大阪港や神戸港に代わって金沢港で取り扱われる貨物コンテナの数が増加しており、港としての地位を高めています。また、大型クルーズ船の寄港数も大きく伸びており、まちなかの賑わい創出に寄与しています。
・・(2)金沢駅の改造
1971年には「客貨分離」を実現して「旅客専用駅」となったことが北陸新幹線金沢開業に結びついています。
次いで実施されたのが中心市街地の「鉄道高架化」で、これにより東西に分断されていたまちの交通流動が円滑化しました(1992年完成)。
そしてさらに「駅の東西広場と駅舎整備」を実施。これにより「世界で最も美しい14駅」に日本で唯一選ばれた現在の金沢駅が誕生しています(2014年完成)。
・・(3)環状道路の整備
都心の「通過交通量」を分散することで、中心市街地の活性化、駅西新都心づくり、各地域間アクセスの向上などに大きな成果をあげています。
*環状道路整備事業は、1994年に計画路線を決定。その後着々と整備が進み、全線進捗率は約85%(2020年時点)。全線開通に向けて工事が続いています。
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“金沢を さらに美粋なまち 金澤に”
KANAZAWA BIIKI project
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私、物語経営デザイン研究所
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