金 澤 美 粋 project blog

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世界を幸せにする “美食 Kanazawa Dream” が、 マテオとシルビアの小さな料理店から始まろうとしている。【3】

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金沢駅前別院通り商店街のイタリア料理店「CASA Italian Kaiseki Kappou」は、2018年6月30日(土)記念するべきグランドオープニングの日を迎えました。

このシリーズ記事では、CASA誕生のプロジェクトストーリーを詳しく書き綴ってきましたが、前回の記事「chapter 2」を掲載したのが今年1月下旬のこと・・それから約5ヵ月を経た今日までにも実に様々な活動と話題があり、一つ一つのトピックスはこのブログでもご紹介してきました。ここではあらためて「大まかな流れ」を順に振り返ってみたいと思います。


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3-1 ♦ In Kanazawa, from February to July 2018
マテオ&シルビア「愛する街・金沢での新しい人生」がいよいよ始まった。


>> 2018.02.02
移住前の最終準備を終えたマテオ&シルビアがイタリアからの長旅を経て金沢に到着。いよいよ、愛する街・金沢での「CASAとともに歩む新しい人生」がスタートしました。金沢駅に降り立った二人を出迎えた時の感動は、今も深く心に残っています。

 

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金沢駅に到着直後の二人。2018.02.02

 

>> 2018.02.03
翌日の3日は、身内による歓迎ランチ会。めったに予約のとれない「小松弥助(森田)さん」での思い出に残る会食、おやっさん直々の「手渡し心渡しのお鮨」を存分に楽しみました。
そのあとは「安江八幡さん」での節分豆まきの御神事に参加。宮司さんのご厚意でマテオは「豆をまくお役目」も体験することができました。この神社では節分豆まきを国内外に向けて広く奨励されています。

 

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小松弥助さんにてマテオ&シルビアの歓迎会 2018.02.03

 

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「安江八幡さん」での節分豆まきの御神事に参加 2018.02.03

 

>> 2018.02.04
アイエムエムフードサービス株式会社 代表取締役CEO 河村征治氏及び北國銀行さんの「創業支援セミナー」に参加。
飲食店舗プロデューサーとしてめざましい活躍を続ける河村氏のこの日の講演は、文字通りに「魂を込めた」情熱溢れる内容であり、日本語はまだまだ分からないマテオ&シルビアにも、その情熱=深いエネルギーは十分に伝わったようでした。河村氏は、プロジェクトCASAの良き理解者であり、いつも素敵なアドバイスと励ましをいただいています。ありがとうございます。

 

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河村征治氏(中央)と「創業支援セミナー」の会場で。2018.02.04

 

>> 2018.02.05
金沢に来てから一息つく暇もなく2日半を過ごしたマテオ&シルビアですが「この日からが本当の仕事始めだよ」というスケジュールにも「OK!」と即答。午前8時30分に安久のオフィスに集まった三人は、さっそくCASAのお店づくりを現場レベルで具体的に進めるための膨大な作業をスタートしました。
店舗コンセプトに基づく内外装・設備・店舗ツール等の詳細を決定することからスタッフ求人についての手配まで「やるべきこと」は山のようにあります。
加えてこの日の午後5時30分からは「金沢市長表敬訪問」というたいへん光栄な予定が待っていました。さすがに緊張すると言っていた二人でしたが、プレスの方々、副市長、商業振興課課長さん等々が立ち会ってくださる中での、山野市長とのご挨拶会は、とても和やかな雰囲気で行われました。
特筆するべきは山野市長との懇談のなかで、CASAの「ソフトオープニング日=2018年3月30日」を本決定できたこと。山野市長が「その日は私の誕生日ですよ」とおっしゃったことで我々の決意は強く固まりました。

 

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金沢市長表敬訪問 2018.02.05

 

>> 2018.03.25
爽やかに晴れた日曜日。ソフトオープニング(3月30日)を目前にしたこの日は、金澤美粋プロジェクトCASAをご支援くださる皆様をお迎えする「CASA LAUNCH PARTY(お披露目会)」を開催しました。
午前の部、午後の部ともにたくさんの皆様にご参加いただいたパーティの様子は、以下のプログ記事で詳しくお伝えしています。

kanazawabiiki.hatenablog.jp

 

>> 2018.03.30
そして迎えたソフトオープニング当日も、絵に描いたような快晴。金沢市内の桜の花もちょうど満開のシーズンになり、CASAは晴れ晴れと「本当の意味でのスタートライン」に立つことになりました。
ちなみにソフトオープニングというのは欧州のレストラン等ではよく見かける「準備開業期間」のことで、CASAはこの日から、料理、サービス、内外装などをより良く整えて「GRAND OPENING」の日を目指して行くことになりました。

kanazawabiiki.hatenablog.jp

 

>> 2018.06.30
ソフトオープニングからおよそ3ヵ月の期間を経て、2018年6月30日(土)CASAは記念するべき「GRAND OPENING」の日を迎えました。
*日程が少し前後しますが、6月29日(金)・30日(土)の両日には、ご招待のお客様向けの「GRAND OPENING PARTY」を開催。オープン記念日を「2018.06.30」といたしました。

CASAは、とても小さなお店のために席数の都合により「GRAND OPENING PARTY」は、両日ともにおよそ10名様をお招きする小さなパーティになりました。和やかな集いとなった当日の様子は、以下のブログ記事でご紹介しています。

kanazawabiiki.hatenablog.jp

 

・・ついつい長文になりお読みいただく皆様には申し訳ありません。
ここまでがCASAの「GRAND OPENING」に至るまでの大まかな流れです。

次の段落では「グランドオープン以降」のCASAについて、私たちが思い描く「さらなる夢」をご紹介させていただきます。

 

 

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3-2 ♦ The beginning of more "dreams"
CASA グランドオープンと、さらなる『夢』の始まり。

 

どのような職種のお店であっても、本当に大切なのは「オープン以降のお店の運営=経営」であることは間違いありません。

飲食店であれば、美味しくて居心地が良く「また行きたい!」とお客様に感じていただくためのあらゆる努力を重ねて行くことは当然なのですが、私たちはその基本をしっかりと満たした上で、さらにCASAを【基点】とする活動的なコミュニティを創って行きたいと考えています。

以下のプレゼンテーション資料(抜粋)は、そんな私たちの思いを身近な方々(CASAご支援者様)に向けて呼びかけるためのもので、コミュニティの中心テーマとして「金沢=イタリアをつなぐ新しいビジネスの創発」を掲げています。

一般のお客様にはご興味の湧かない内容かも知れませんが、私たちが心から求めるのは「ふとしたことで生まれるご縁のつながり」です。このブログをお読みいただく「ご縁ある皆様」には、ぜひご一読をお願いできますと幸いです。

 

 *資料 page 1

 

CASA グランドオープンと、

さらなる「夢」の始まり。
株式会社金澤まちづくり公社 代表取締役プロデューサー 安久豊司

 

いつもお世話になり誠にありがとうございます。

ここでは私たちが推進する金澤美粋プロジェクトのモデル事業の一つである、金沢駅前別院通り商店街のイタリア料理店「CASA」のグランドオープンまでを簡単に振り返りつつ、このCASAを基点に実現して行きたいと願う、私たちのさらなる「夢」へのチャレンジについてお伝えさせていただきます。

 

さて、CASA Italian Kaiseki Kappou が誕生する以前、この場所には閉店したままの居酒屋がありました。ご承知のように再開発の気運が高まる金沢駅前エリアにおいて、別院通り商店街の存在はとても重要です。

 

「小さくても良い、この場所に世界標準のお店を創ろう」。シャッターに閉ざされたその物件を見ながら私は決意を固め、夢がふくらみ始めます・・でも、私一人では次の一歩に進めないのがこの事業です。

 

お店づくりに何よりも大切なこと、それは夢を共に実現する店舗経営者様との出会い=ご縁であると、私は数々のプロジェクトを通してつくづく実感してきました。

 

ご縁は求めて叶うものではなく、かと言って求めずして叶うものでもありません。そんな時に、本当にふとした偶然で出会うことになったのが、世界を巡る旅の途中のイタリア人夫妻・マテオ&シルビアでした。

 

もしもあの時、金沢の街角で慣れない英語で二人に声をかけていなかったら、ここにCASAは生まれていません。私たちはその後の数々のエピソードを振り返りながら、目まぐるしく展開した運命の不思議を噛み締めています。

 

人と人との出会い。チャンスとはまさに「ご縁」に他ならないと言えるでしょう。もちろん山あり谷あり、日々奮闘の連続ですが、マテオ&シルビアとは言葉や国境の壁を超えて信頼関係を育み、理想と現実が交錯する「未知なる今」を、感謝とともに迎えています。

そして夢は、第二章に向かおうとしています。

 

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 2018年3月30日、CASA ソフトオープニング。三人の出会いからおよそ1年後に、金沢での夢の第一歩がかたちになった。

 

 

*資料 page 2

 


■ 私たちの「夢」の第二章は、 金沢=イタリアをつなぐ、ビジネスコミュニティの立ち上げ。

 

CASAは、席数およそ15席の小さなお店ですが、この空間にはお客様同士やスタッフとの自然な会話が生まれる「親密さ」があります。

 

とくにCASAをご贔屓にしてくださるお客様にはイタリアへの愛と造詣が深い方々が多くおられ、ワイン、チーズ、様々なグルメ情報など「食」に関することはもちろん、インテリアやファッション関連、観光やスポーツ、工芸美術にまで幅広く話題がふくらむこともしばしば。金沢とイタリアには、何か不思議で面白い相性の良さの「ひみつ」があるようにさえ感じられます。

 

「金沢=イタリアをつなぐ」というテーマにおいて「CASAに生まれるご縁」は他所にないユニークなビジネスを生む可能性を秘めています。わくわくするようなこの可能性をもっとも前向きに活かして行けるのが、主に経営者の皆様をお招きするコミュニティではないかと私たちは結論しました。

 

 

■ community CASA(コミュニティ カーサ) では、 毎月一度・限定10名様の「美食とビジネスの集い」を開催します。

 

コミュニティ立ち上げの主な活動として、まずは月一度の定例会「美食とビジネスの集い」を開催します。この会へのご参加は基本として各回ごとに限定10名様とさせていただき、ビジネス創発に「実のある集い」として成長して行けるように、私たちはホスト役として精一杯に励んでまいります。

 

さて、このコミュニティから具体的にはどんな新ビジネスが生まれるのか? 次ページでは、小さな芽を出しつつある「三つの例」をご紹介します。

 

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小さなお店だからこその親密な空気感を大切にしてCASAならではの集いのかたちを創りたい。

 

 

*資料 page 3

 
■ 新ビジネス創発例(1) 

日常から極上まで、イタリアワインを愉しむテイスティング Bar&Shop。

 

地中海性気候に恵まれたイタリアは紀元前の昔から「ワインの大地」と賞讃される世界一のワイン生産国。国内20の州すべてでワイン用のブドウが栽培されていて、その種類は「地場品種」を含めると2000種以上と言われています。

 

イタリアワインの魅力について多くの専門家が口を揃えるのは、その多彩さ。日常のテーブルワインから極上のプレミアムワインまで、間口の広さと奥深さにおいて世界随一の地位を占めています。情熱的で個性豊か・・確かにそうですが、その一言で語り尽くせないのがイタリアワインの魅力です。

 

私たちが新しいビジネスの創発例として一つ目に構想するのは、そんなイタリアワインの魅力を本場の経験と知識で伝え、選りすぐりのセンスでご提供することのできるテイスティング Bar&Shop。 ここ金沢において「イタリアワインの聖地」と呼ばれるようなお店づくりを、志高く思い描いています。

 

伝統の食文化と豊かな地元食材に彩られる「美食の街・金沢」。 そんな金沢のアイデンティティが名実ともにさらに発展するように、私たちはこの街に世界標準の魅力を持つお店を一軒でも多く創りたいと願っています。

 

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私たちが金沢に創りたいのは、幅広く奥深いイタリアワインの世界を、確かな経験とセンスで道案内するお店。

 

 

*資料 page 4

 

■ 新ビジネス創発例(2)

「金沢らしさ」と「イタリア語会話」を掛け合わせるカルチャー教室。

 

コミュニティCASAから生まれる新しいビジネスの創発例、二つ目の方向は、「金沢らしさ」と「イタリア語会話」を掛け合わせるカルチャー教室です。

 

たとえば(a)、「イタリア語で愉しむ、茶の湯教室」 ・・金沢らしさの象徴と言える日常的な茶の湯の愉しみを、イタリア語レッスンと掛け合わせて体験するユニークな教室を開催。総合芸術である茶の湯をテーマとすることで、華道や香道、書画骨董の鑑賞、着物と着付け、懐石料理や禅の知識などにも内容を深めて行くことが可能です。

 

たとえば(b)、「イタリア語で歩く、金沢名所めぐり」 ・・イタリア人の気分で金沢を歩けば、思いがけないポイントで金沢の魅力を再発見。歩く、憩う、味わう、話す。行く先々で生まれるコミュニケーションのなかで、自然な語学力を身に付ける屋外のカルチャー教室。

 

たとえば(c)、「イタリア語で学ぶ、お料理教室」 ・・(ここでは金沢らしさから少し離れますが)、キッチンで学ぶイタリア料理とイタリア語会話といったようなシンプルな企画も良いと思います。

 

また、「イタリア語会話」については、日本語、英語も混在するイタリア語会話というルールが良いかも知れません。このあたりの詳細は、担当する講師の方の趣向と能力、参加者のニーズなどと併せた今後の検討課題です。

 

何よりもここで実現したいのは「金沢=イタリアをつなぐ、カルチャーの扉」を開くこと。講師をお願いする専門家の方々、地元雑誌社などのご意見・ご協力を仰ぎながら具体化への道筋をつくって行きたいと考えています。

 

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金沢駅前(ポルテ1F 駅鈴舎)に設えられた簡易のお茶室は、カジュアルなお茶会イベントにぴったりの空間。

 

 

*資料 page 5


■ 新ビジネス創発例(3)

CASA空間の個性を際立たせる「モダンクラシコ・イタリアン格子」。

 

デザインに3ヵ月、建具職人による製作に3ヵ月の期間を経て、CASA空間に設置されたのが「モダンクラシコ・イタリアン格子」です。

 

CASA空間のためだけに特別な工程で製作したこの格子は、光と影の間(あわい)に宿る美しさを象徴して「Luce e ombra(ルーチェ・エ・オンブラ)」と名付けました。今のところ世界に一つしかない製品です。

 

金沢=イタリアを工芸デザインの文脈でつなぐ興味深い試みとして、この格子(パネルファニチャー)をオーダーメイドで受注生産・販売するのが、新ビジネス創発例の三つ目です。

 

用途は上質さを求める商業空間にとどまらず、ホテル客室やオフィスの応接室、個人住宅等にも広がると私たちは考えています。

 

潜在顧客層は、ひょっとすると日本国内よりも海外のVIP向けに広がるのかも知れません。あるいは住宅メーカー等とのB to Bが戦略的に有効かも知れません。ビジネスのかたちは、まさに今後のご縁により形成されると思います。

 

CASAにある「実物」の美しさを、どうぞあらためてご覧ください。

 

モダンクラシコ・デザインによる優美さを極めた自由な造形が可能。建具職人の技で丹念に仕上げられる “格子”の表情=光と影を内包する繊細な美しさは、工芸品としての価値を持ち、空間に豊かなニュアンスをもたらしています。

 

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お店の内と外をほど良い緊張感で分割する「光と影」のパネルファニチャー。天候や時間帯によっても様々に表情を変える。

 

 

全3回(chapter 1・2・3)におよぶ、金澤美粋プロジェクトCASAのストーリー「世界を幸せにする “美食 Kanazawa Dream” が、 マテオとシルビアの小さな料理店から始まろうとしている」を最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

イタリア人夫妻・マテオ&シルビアが金沢に開いた「幸せなイタリアの扉」。

CASAは、これからも日々の進化を大切にするお店づくりに努めてまいります。皆様のご来店を、心よりお待ち申し上げております。

 

◎お席のご予約は、お電話またはHPのご予約フォームにて承ります。
TEL: 076-232-4558
http://casa.co.jp

 


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